Il viaggio di nozze (Pompei~Amalfi)

8日目
昨夜パパに「明日はどうするの?」と聞かれ、「カプリ島とポンペイに行くつもり」と言うと、「それはムリだ」と。
確かにちょっと(だいぶ?)ハードスケジュールにはなるけど、行けなくはないと思っていた。
日本人的考えというか、実際日本からのツアーではよくある行程のようだから、そう思っても無理はないでしょ?

パパは「カプリに行くなら1泊は必要だよ」と言った。
私は青の洞窟に行く気満々で船の時刻も調べていたのだが・・・ここはイタリア
素直にパパに従うことにした。

と言うことで、今日は午前中ポンペイの遺跡めぐり、夕方にアマルフィ海岸へドライブというスケジュールになった。

サレルノからポンペイまでは列車で20分。
日本で2、30年前に走っていたような古ーい列車だった。
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駅から遺跡までは徒歩10分ほど。
着いて、思ったよりもかなり広い遺跡にびっくり(゜o゜)
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1500年も眠っていた町。
そして約2000年も前にすでにBARや劇場で人々が生活を楽しんでいたことに驚いたり感心したり・・・
人の営みって今も昔も変わらないのね。。。

とってもいいお天気の下、いろんな思いと想像をめぐらせながら2時間半歩き回った。

サレルノヘ戻ってお家でランチ。
ワインを飲みながら、生ハム、サラダ、水牛のモッツァレッラをたっぷりいただく。
この水牛のモッツァレッラが涙が出るほど美味しい!
ナイフを入れるとじゅわぁ~とミルクがあふれ出るほどフレッシュでふわふわ。
この美味しさを知ってしまうと、日本で普通売ってるものは買えなくなってしまう。
無理矢理例えるならば、安い木綿豆腐と、盛岡の寄せ豆腐を比べるようなものかも。
できるものなら、大きなバケツに一杯持って帰りたいほどだ。
モッツァレッラを軽く燻製したものもすばらしく美味しかった。
ジューシーさがまったく損なわれていない。

痩せのオットはママに「いっぱい食べてね~」「もっと食べてね~」「もっと太らなきゃ~」とひたすら昨日から言われている。
昨日は「マグリーノ」というニックネームまでつけられた。
「magro」とはお魚ではなくて、イタリア語で「痩せている」、「~ino」は「小さい」という意味。
つまり「カワイイお痩せさん」ということ。
そういわれたせいか(?)モリモリと食べていた。

食後は恒例のお昼寝。
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いっぱいのお腹をさすりながら寝ていると、突然ものすごい雷雨が・・・
外にいなくてよかったよ~(^_^)
パパに従っていてよかったよ~(^_^)

夕方、アマルフィ海岸までドライブに連れて行ってもらった。
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大好きなところなので、オットに見せてあげることができてよかった。。。
海岸沿いはずっとレモン畑
顔よりも大きなレモンもあるのだ。
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アマルフィの町をブラブラお散歩。
パパとママが自然に手を繋いだり、パパが肩を抱いて歩いたり・・・ホントにステキな夫婦だ。
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日も暮れてきたころ、教会の鐘がゴロンゴロンと鳴り響き、人々が集まってきた。
教会の扉が開き、御神体と思われるものが中から担がれてお出ましになった。
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ひとしきりご披露すると、中へ戻されていき、中では賛美歌が歌われていた。
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なにやら荘厳なお祭りのようなので、我々は教会の入り口から中へ足を踏み入れるのはとても申し訳ないというか、入ってはいけないような気がして、そこから動くことができなかった。

そんな厳かな気持ちになったばかりだと言うのに・・・スミマセン(^_^;)
こんな噴水が。。。
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日の暮れたアマルフィをあとにして、サレルノヘの帰り道。
いきなりパパが漁港へ立ち寄った。
「あの大きな船、何だかわかる?」
「マグロ漁船だよ。獲れたマグロは日本へも行くんだよ」と・・・
マグリーノのオットにマグロ漁船を見せたかったようだ。。(^_^;)
イタリアでもおやじギャグってあるのね。

今夜のCENA
パパの得意料理
イタリアンパセリとコラトゥーラ ディ アリーチソースのパスタ
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コッパ
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そしてまたモッツァレッラやサラダもいただいて。。。
食後はフルーツ。
オットがりんごを剥いて私に差し出してくれた時、パパとママが大拍手!!
「素晴らしい!いい男だ!!」と。(^^ゞ
日本人男性って、亭主関白のイメージが強いみたい。
オットはすっかりこのウチの人気者になっていた。
人懐っこく、かわいがられキャラは万国共通なんだね~

それにしても、会話がおかしかった。
パパとママが話すことを要訳してオットに伝える。
オットの話すことをイタリア語でパパとママに伝える。
こうしていると、どっちがどっちかわからなくなってきて、しまいにはオットにイタリア語で話しかけていたワタシ(^_^;)

積る話もたくさんあったけど、いざ行ってみると何から話していいのかわからなくなって、たわいもないことばかり結局話していたかも。
ママが「次に来るときには子供と一緒に来なさいね」って。。。
ママぁ~ワタシの歳わかってるよねぇ~(ーー;)
たぶんムリに近いよ・・・

和やかな食卓を囲んで「ホントに来て良かった。。。」って思った。
出発前のオットの一番の心配事は、サレルノ滞在だったのだ。

とはいえ、たった2泊の滞在。明日はもう行かなくては・・・
また泣いちゃうのかな。ワタシ。。。

by sorelle | 2007-06-05 00:06 | viaggio