La chiave di porta cielo (天国の扉の鍵)

4月26日(mercoledi)

ワインの魅力って、食卓を豊かにし、それによって人の心も豊かにすることろじゃないかなって私は思う。
でも「難しくてよくわからない・・・」という人も多い。
わからなくてもいいじゃない?
これだけ飲んでても、私もわからないことだらけ(^_^;)
ワインを飲んで「幸せ」と思う気持ち。。。これで充分。
気取らずに、素直にワインに向かえばいい。
そうすれば「天国の扉」が見えてくるかもしれない・・・

今夜はその「天国の扉の鍵」を持った聖ペテロがエチケットに印されているワイン「シャトーペトリュス」をいただく機会に恵まれた。
気取らずの気持ちは同じだが、今夜は私にとってはちょっと、いや、かなりの背伸びをしたワインの会である。

例によって素人ゆえ、気の利いた表現はできないし、あくまでも私の味覚によるものなので、そこはご理解くださいネ(^_-)-☆


1 ブルゴーニュ ブラン 1992 ピエール モレ 
  神のワインと呼ばれるワインを造るコントラフォンのセラーマスターをかつて務め、現在はルフレーヴの醸造長であるお方だそうだ。
ミネラリーで引き締まった酸。清々しい。
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2 シャサーニュ モンラッシェ 1989 Marie-therese CHAUVE
複雑香~バターやナッツの香りへ・・・滑らかで初めは苦味も感じるが次第にキレイな甘みに。
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3 シャトー レヴァンジル 1993 ポムロール
  ポムロール5本指のうちの1本といわれる
  濃い紫色  土の香り~ブラックベリーの香り  とても力強い
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4 シャトー ムートン ロートシルト 1992 ポイヤック
  とてもエレガントだけど、力強さも兼ね備えている  ダークチェリーのような香り
  エチケットの画家はペル・キルケビ氏(デンマーク)
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5 ドメーヌ ド シュバリエ グランクリュ 1987 ペサック レオニャン
  初めはセメダイン香がしたが、次第にすばらしい樽の香り
  ミネラリーで余韻がすばらしい
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6 シャトー ラ フルール 1994 ポムロール
  バランスのすばらしさ!
  カベルネとメルローの良い所がキレイに溶け合っている感じ
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7 シャトー ペトリュス 1994
  土、トリュフ 黒いベリーの香り 厚みのあるバランスのよさ
  するりと喉を通る滑らかさ
  液体が喉を通った後も、濃密な余韻が長く残る
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8 コルトン 1952  クロ デュ ロワ
  マールやコニャックのような香り。
  54年も経っているというのに、キレイに歳を重ねていっている人のようで、枯れていない。
  ただ、開いてしまうと酸が落ち着いてしまうのは早かった。
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9 シャトー ペトリュス 1992 
  初めは軽やかでタンニンも感じられたが、次第にビロードのような感じに。。。
  タンニンも甘やかに変化し、香りも優雅。
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ボディは厚みがあるが、繊細で緻密でバランスがこの上なく素晴らしい。
まるでふかふかの赤い絨毯の上を滑り歩いているようだった。

私は天国の扉の鍵を開けてしまったかもしれない・・・
 

by sorelle | 2006-04-27 18:39 | Il vino