fine autunno (晩秋)
突然暑かったり寒くなったりと、毎日天気予報を見ていないと着るものに困る今日この頃です。
でも着実に冬に近づいてきていることを感じます。
きのこもそろそろ終盤でしょうか・・・
会社の帰りに大通りにある八百屋さんをのぞくと、松茸をはじめ様々なきのこが並べられています。
松茸は今年も堪能しましたので、今回は「栗茸」を購入しました。
食感は「あみたけ」のようですが、「栗茸」の方がリーズナブルで
一晩塩出しして、大根おろしと共にいただきました。
こういうのが食卓にあると幸せと感じる年齢になったのですね・・・
そして日本酒と合わせるとさらに幸せ~
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先日コチラを鑑賞してまいりました。
歌舞伎座さよなら公演最後の上演作品を映像化したものです。
「一谷嫩軍記」の三段目「熊谷陣屋」
三段目以前のストーリーを知らなければわからない部分も多少はありますが、かくも悲しい親の愛情のお話です。
冒頭の場面に「一枝を切らば(自分の)一指を切るべし」というのがあります。
これを「一子」に置き換えると・・・
これだけでも悲劇の演目だと言うことがおわかりでしょう。
そして吉右衛門様が素晴らしい。
本編の前にインタビュー画像が流れるのですが、初代吉右衛門を尊敬し、謙遜するばかりの2代目。
人間国宝になられてもなお精進するお姿に胸を打たれない人はいないはずです。
映画としては少しお高い2000円でしたが、舞台の臨場感も感じられ、逆にお値打ち感のあるシネマ歌舞伎でした。
by sorelle | 2011-10-26 18:50 | mangiare