Vino ausutriaco (オーストリーワイン)
オーストリアはオーストラリアとよくよく間違われます。
似てるもんね~。
しかも、オーストラリアのほうが知名度高いし(^_^;)
そこで、オーストリア大使館は2006年10月に日本語表音表記を「オーストリー」とすることを発表したのだそうです。
なので、まだ言い慣れないけど新表音表記で今日のワイン。
今日はいつものワインバーでオーストリーのワイン会。
大迫町「ヴィノテーク オーストリー」の美人店長T見さんと、以前オーストリーで醸造の勉強をされてきた現在紫波のワイン醸造家T橋さんと、昨年オーストリー大使館の招待でワインのお祭りに参加してきたソムリエM氏との共同開催です。
大使館の後援もあって、オーストリーに関するいろんな資料もいただきました。
お店もオーストリーの美しい景色のポスターや国旗色のリボンも飾られ、始まる前から気分も盛り上がります。
・乾杯は「ゲシュプリッター」
フレッシュでフルーティな白ワインと炭酸水を1:1で割る飲み方でとっても爽やか!
アルコール度も5~6%なので、食前酒や夏場にガブガブと飲みたい(*^_^*)
ワインやお酒に弱い方にもオススメ☆彡
白ワイン「2006 ザーヘル ホイリガー ゲミシュターサッツ」(ウィーン)
ワイン自体も微発泡です。
炭酸水 ドイツ製
・「2004 フックス ヴェルシュリースリング」(ズュートシュタイヤーマルク)
別名「緑の州」と言われるシュワちゃんの故郷シュタイヤーマルクはアルプスの大自然の風景がとても美しいところなんだそうです。
1985年にオーストリーで起きた「不凍液混入事件」以来、著しく低下したイメージを回復しようと生産者たちが奮起し、甘口から辛口へ、樽からステンレスタンクへと造り方も変えていく生産者も多く、再び世界的に評価されるまでになったようです。
このワインもステンレス醗酵・熟成。
ミネラリーでフルーティー、やや塩味も感じる繊細で軽やかなワイン
・「2004 ツル ヴァインフィアテルDACグリュナー・フェルトリーナ」(ヴァインフィアテル)
ヴァインフィアテルはオーストリーの全ワイン栽培面積の3割を占める一大ワイン生産地域。
その中でもフィリップ・ツル氏は2005年に最優秀醸造士賞も受賞したという、しかもイケメンの醸造家だそうだ。
スパイシーでレモンのようなフレッシュでキレのある酸
本日のお料理はなんとソムリエM氏作!
本人は本当はお料理も自分で出したいほど料理を作るのが大好きで、しかも美味しい!
・田舎風パテ&カスタードウォッシュチーズ
ザルツブルグをイメージし、ザワークラウトは「サウンド オブ ミュージック」気分で!
・山芋とうなぎの炊き込み
ドナウ川で獲れるなまず料理を今日はうなぎで代用したようです。
コレ、ご飯にかけても美味しいと思う~
・「2001 マッハヘルンドゥル リースリング スマラクト」(ヴァッハウ)
世界トップレベルの白ワインが造られる美しい葡萄栽培地域のここは世界遺産にも指定されているという。
”スマラクト”とはヴァッハウのワインに付けられる最上位の等級表示です。
リースリング特有の石油香、ミネラリーでりんごの爽やかさもあり、膨らみも素晴らしいエレガントなワイン
・白菜とりんごのさっぱりサラダ
りんご酸の多いオーストリーワインにぴったりのサラダ。
チーズ(カプリス デ デュー)も入っていて、白ワインとバッチリ!(^^)!
・レバームース詰めきりたんぽ オニオンスープ仕立て
大迫町と姉妹友好都市のオーストリー・ベルンドルフ市の名物料理”レバーの肉団子入りスープ”をイメージして作ったそうです。
・イカ墨のヴェネツィア風スパゲティー
オーストリーの首都ウィーンはヴェネツィアからすぐ近くで昔から交流が盛ん。
ヴェネツィアの魚に憧れるウィーンの人々に思いをはせて。。。
調理中のソムリエM氏
・「2001 ドーレ ブラオア・ツヴァイゲルト クラシック」(カンプタール)
現在オーストリーで一番多く栽培されている品種ツヴァイゲルトはブラオフレンキッシュとサンローランを交配して作ったツヴァイゲルト教授の名前をつけたものだそうです。
最近は日本でもよく作られているようです。
・「2002 クロスター ノイブルグ サン・ローラン アウスシュティッヒ」(ドナウランド)
オーストリー最古のワイナリーは1114年に建てられたクロスターノイブルグ修道院で、1860年には世界初の栽培・醸造学校ができたところだという。
美しい酸で、とても心地良いワインだなぁと思ったら、この品種の原種の片親はピノノワールなんですって!
・ツヴァイゲルトのローストブラーネン じゃが芋のピューレ添え
牛肉をオーストリーワインでじっくり煮込んだふわふわトロトロの美味しい一皿
・T見さん秘蔵の1990の白ワイン
ブルゴーニュの練れ白と見紛うほどの優美なワイン
・カスタードセミフレッドといちごのヨーグルト風味
・「2000 チダ ムスカット・オットネル シルフヴァイン」(ノイジードラーゼー)
むむむっっ?「チダぁ~」(^_^;)
葦のマットの上で感想させた葡萄から造る甘口のデザートワインで、このチダさんはオーストリーでも10人しかいないデザートワインの造り手のお一人だそうです。
香水のような華やかで優雅な香り、超完熟の葡萄をつまんだような感じはイタリアのパッシートに似ているかも。
いいぞ!ちだ!
・「ハウザー トラディツィオーネ ウイリアム」
最後は洋梨から造られたスピリッツでシメ。
・最後って言ったけど、おまけで。
by sorelle | 2007-02-04 23:45 | Il vino